診療内容
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診療内容

当院では主に以下の項目について診療を行っています。

 
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婦人科一般

婦人科感染症(膣炎など)

膣炎とは、膣の病気のうちで最も多い病気です。膣は外界と接しているため、炎症を起こしやすい状態にあります。しかしこの部分は通常弱酸性に保たれているため細菌真菌(カビ)などの侵入を防いでいます。また卵巣から出るホルモンは膣の粘膜を丈夫にする作用があります。これを膣の自浄作用といいますが、この膣の自浄作用が保たれなくなった時、膣炎が起きやすい状態になります。
※ 最近の女性の性感染症の傾向


厚生省「感染症発生動向調査」より


 

カンジタ膣炎

膣カンジタ症ともいい、真菌(カビ)による膣炎です。SEXにより移される事もありますが、この真菌は普段より体内に住んでおり、病気・疲労・抗生物質の服用、妊娠などが原因で起こることもあります。
再発が起こりやすい膣炎です。しっかり治療しましょう。

症状
■外陰部に激しい痛みを感じます。
■ヨーグルト状のボロボロとした帯下が増えます(帯下は白色又は黄色で、悪臭はありません。)
■症状が進むと外陰炎となり、外陰が赤く腫れることがあります。

治療
■膣の中を洗浄し、膣浄や軟膏を用います。
■洗浄は症状により異なりますが、毎日通院したり週1~2回の通院となります。症状は比較的早く改善します。

予防と注意事項
日常生活について
■一度カンジタ膣炎に感染された方は、規則正しいストレスのない生活を心がけましょう。
■感染予防の為、爪は短く切り、かいたり、こすったりしない様にしましょう。
■下着は通気性のよい綿製品とし、他の洗濯物とは別々に洗いましょう。また下着は毎日交換しましょう。
■入浴時石鹸は刺激の少ない物を使用し、よく洗い流しましょう。
■こすり洗いはやめましょう。
■シャワー欲は毎日行い、からだを清潔に保ちましょう。

パートナーについて
■男性は発赤や痒み陰部に赤い発疹が出る事があります。たいていの方は、軟膏のみで比較的良くなります。
■治療は途中でやめず、医師の指示があるまで継続しましょう。途中でやめてしまうと、真菌(カビ)がまた増えてくることがよくあります。
■処方された内服薬や膣錠がある場合、医師の指示通り使用しましょう。
 

トリコモナス膣炎

トリコモナスという原虫によって起こる比較的頻度の高い膣炎です。この病気は症状が軽い事などで、以前程注目されていませんが、不愉快な症状が出る事は事実ですのできちんと治療しましょう。

症状
■帯下の増量が主症状です。帯下は泡が混じり、緑がかった黄色の膿状のもので悪臭がすることがあります。
■外陰部にかゆみ、灼熱感を感じる事もあります。
■男性のほとんどは無症状です。

治療
■内膜薬か膣錠を用います。双方を一緒に用いることもあります。(完治するまで、約2週間程度必要です)
■パートナーも一緒に治療を受けることが大切です。
 

クラミジア感染症

クラミジア・トリコマティスという微生物(細菌の一種)による感染症で、SEXにより感染する事が多いと言われております。70%以上の人は無症状で感染に気づかないまま過ごしてしまい、知らないうちにパートナーに移してしまうという危険性があります。
女性がかかるSTDとしては最も多く、※年々増加しており、10代~20代の女性、特に10代の女性の間で急増しており問題となっています。

※STD:STD(性感染症)とは、性行為で感染する感染症のことをいいます。このクラミジア感染症の他、梅毒、淋菌、尖形コンジローマ、性器ヘルペス、トリコモナス症などがあります。

症状
■帯下がわずかに増えたり、不正出血をみることがあります。
■排尿時に軽い痛み、下腹部に痛みが起こる事もあります。
■症状が進行すると、子宮内膜炎、付属器炎、骨盤腹膜炎を引き起こすことがあります。その場合、腹痛、発熱などが起こり、虫垂炎(盲腸)と区別がつきにくくなる時があります。更にこれが進むと不妊症の原因になることもあり得ると考えられています。
■妊娠している場合は、流早産の原因になる事もあると言われています。又分娩時では時に児へ感染する事もあり、新生児結膜炎、中耳炎、肺炎を起こす事もあります。
■なお、男性も治療しないと精子の障害が起こり、不妊の原因になる可能性があるとされています。
男性は泌尿器科に行くことをおすすめします。

治療
■抗生物質を2~3週間内服するのが普通です。抗生物質をきちんと内服していただくと、必ず治る病気です。
 

淋病

淋菌という細菌によって起こり、伝染性の強い感染症です。主にSEXにより感染しますが、女性は比較的無症状で男性に強い自覚症状が出るのが特徴です。女性にとっては以外と見過ごされることもあります。このため男性が淋病と診断された時は必ず来院されることが大切です。

症状
■悪臭のある黄色い膿様の帯下が増えます。
■外陰部に不快感やかゆみを感じます。
■排尿時に痛み、しみる感じがあります。いずれも無症状の事が少なくありません。
■男性の症状は、はっきりしており排尿時の痛み、膿排出がみられます。

治療
■抗生物質を1~2週間内服します。
■最近は抗生物質に抵抗力のある細菌もあると考えられております。治療後淋菌が消えた事を確認する事が大切です。
 

ヘルペス外陰炎

単純ヘルペスウィルスによる感染症で、感染後2日~1週間程度で発病します。またこのヘルペスウィルスは死滅することはなく、ずっと体内に潜んでいます。心身の疲労、月経などが誘因となって再発することがあります。初感染で適切な治療を受ける事が大切ですが、治った後も十分に注意が必要な病気です。

症状
■外陰部に軽いかゆみを感じたあと強い痛みと腫れた感じがあります(痛みはどんどん増し、激痛となることがあります)
■外陰部に米粒大の水泡ができ潰瘍となります。
■外陰部の激痛の為、歩行・排尿が困難となることがあります。
■そけいリンパ節の腫れや38℃以上の発熱をする事があります。
■再発の時は軽いかゆみの時だけの事があります。

治療
■妊娠中に症状が出てきた時は注意が必要な時があります。時に分娩時にヘルペス外陰炎の症状が出ている時は、その潰瘍部に活動しているウィルスがいる事もあり帝王切開をすすめられる事があります。ヘルペス外陰炎にかかった事のある妊婦さんは産婦人科の主治医にその旨を話しておくことが大切です。
■ぬり薬と抗生物質を使用します。
■症状が強い時例えば39~40℃の発熱、排尿困難になった時などは点滴を行ったり、入院して治療をうける必要がある事があります。
 

尖形コンジローム

ウィルスによる感染で、感染後3週間から3ヶ月程度で発病します。

症状
■外陰部、肛門付近に白色や灰色のイボができます。
■軽い痛み、性交痛がある時もあります。
■症状が治った後でも体力がおちた時などに、また再発の症状が出ることがあります。

治療
■イボをレーザー、電気メス、お薬などで除去します。
■また、液体窒素を使って凍結し除去する方法もあります。
■これらは数・大きさなどで治療法が異なる場合があります。医師とよく相談しましょう。
■最近ベルセナクリームという尖形コンジローム用の薬剤が出ました。但し使用方法についての説明を聞く必要があります。
 

子宮筋腫

子宮筋腫は女性5人に1人はあると考えられている病気です。だんだん大きくなる方もおられますが、閉経期に近づくと成長が止まったり、実際閉経期に入ると小さくなることが多いとされております。これは子宮筋腫が大きくなるのには卵巣から出る女性ホルモンが関係するからだと考えられております。

手術について
それでも医師から手術をすすめられる場合がありますが、それは次の様な症状があった時です。
(1) ある一定の大きさ以上になった時。
(2) 月経時の出血が多く貧血が強度の時。
(3) 月経痛が強く、七転八倒の苦しみがある時。
(4) 赤ちゃんが欲しいのですが、子宮筋腫が原因であると考えられる時。
などです。

手術以外に子宮筋腫を直す方法はないのでしょうか?
現在何種類かのお薬が子宮筋腫に効果があると考えられております。

(1) 閉経期になると子宮筋腫は小さくなるのですから、身体のホルモン環境を閉経期に近い状態にするという考え方があります。(注射・点鼻薬・内服薬などのお薬があります)

(2) ある種の漢方薬が用いられる時もあります。
自覚症状が良くなる時があります。実際に筋腫が小さくなるかについては疑問があるとの説があります。

注意1)
ではこれらの症状がある方は、必ず手術をうけなければならないのでしょうか?
>> 必ずしもそうではありません。
大きさについても自分が特に苦痛を感じなければ手術をうけない場合もあります。貧血が強くともお薬がよく効きます。
しかし、子宮筋腫と手術に関しては、大きい筋腫は悪化性の心配はないのかなど、いろいろと考慮しなければいけない事があります。医師とよく相談する事が大切です。

注意2)
手術をすすめられた場合、セカンド・オピニオンと言って、他の医師の意見も聞いてみる事も役に立つ事があります。
※子宮筋腫の症状・治療などについて詳しく知りたい方は、
  関連サイト「レディースケアネット」を参考にしてください。
 

子宮内膜症

子宮内膜症は、その発生の原因がまだはっきりとしてはおらず、いろいろな説があります。

症状
子宮が大きくなったり、卵巣がはれたり、月経痛があることなどです。
また時に月経以外の時期に痛みがあったり、月経前後の気分不快が気になる事もあります。月経量が増える方もおられます。子宮内膜症 の出来ている場所によっては、月経の時排便困難感があったり、セックスの時痛みを強く感じる事があります。

もう1つ大切な事は、子宮内膜症は若い時からおこる場合もある事です。
しかし、若い方には婦人科検診を嫌がられる方も沢山おられます。お話を伺う事と、お腹の上から診察を行う事、血液検査を行う事でかなりはっきりとした診断が可能です。
心配な方は嫌がらずに早めに医師と相談しましょう。
また内診等をうけたくない時は、診察前に予めその旨をお申し出いただいた方が良いでしょう。
さらに確かめたい時は、電話でお問い合わせいただくと確実です。

子宮内膜症でもう1つ大切なのは、不妊症との関係です。子宮内膜症が原因と考えられる不妊症は不妊症の方の15%位にあるという研究があります。また治療をうけた方とうけない方で妊娠率に差が出る可能性があります。医師との相談が大切です。 現在何種類かのお薬が子宮筋腫に効果があると考えられております。
1)子宮内膜症と不妊症については当ホームページ、不妊症の項を御参照下さい。
2)また当クリニック監修関連サイト「レディースケアネット」に詳しい説明がありますので御参照下さい。

治療
(1)お薬による治療
よく使われるお薬は、ホルモン環境を更年期に似た症状にするものと、妊娠した時と似た環境にするものがあります。
※ピルを用いると月経痛が軽くなるというのは、このお薬に近いからです。

(2)手術による治療
子宮内膜症の程度、どこの症状が強いか、年令、挙児希望の有無などを考慮していろいろな方法があります。担当の医師とよく相談する事が大切です。


産科検診

当院は現在お産の取り扱いは休止しておりますが、不妊治療後妊娠の検診や、初期~中期までの妊婦検診などは行っております。

ここでは、妊娠中の赤ちゃんの成長や、お母さんの身体の変化・注意事項などをお伝えしたいとお思います。
 

妊娠の週数の数え方

1.普通は最終月経の1日目から計算します。
 これは月経が定期的で、排卵日が月経の14回に起こると過程して計算されるものです。
 最終月経開始日より40週目が予定日と計算されます。

 従って月経不順の人、排卵日が推定出来ない人は、予定日の計算が不正確になるときがあります。
 これは後から修正されるはずです。

2.排卵日が分かっている時は、排卵日から計算して38週目が予定日になります。

3.最終月経をわすれてしまっても心配がありません。
 赤ちゃんがある程度大きくなると、赤ちゃんの大きさから予定日が推定できます。
 だいたい8週~12週で推定される予定日が性格とされています。
 

赤ちゃんの成長の見方

1.妊娠4週位
 まだ妊娠反応が出る位で、超音波検査で普通胎のう(赤ちゃんが入るお部屋)が見える時期では
 ありません。
 しかし極く小さな胎のうと思われるお部屋が黒く見える時があります。

2.妊娠5週位
 殆どの場合、胎のう見えます。また、卵黄のうという白いリング状の像が見えてきます。
 小さな赤ちゃん(胎児)が見えてくる時もあります。

3.妊娠6週位
 胎児が数mm位の大きさで見えてきます。胎児と判断されると殆どの例で、心拍数が確認されます。
 しかし、何らかの原因でこれがわかりにくい時もあります。
 なお、胎児の大きさは、同じ6週でも6週と何日かで大きさが違ってきます。

4.妊娠7週位
 胎児は7週でだいたい12mm位になります。
 心拍も確認できる状態になります。
 これ以後だいたい妊娠週数+7mm位の割合で胎児が大きくなります。

 ※なおこの時期の胎児の大きさとは、頭から臀部までの長さをいいます。
   これを頭臀長(CRL)といいます。

5.妊娠10週以後の赤ちゃんの大きさと推定の体重は以下のとおりです。

妊娠週数 大きさ(頭臀長) 推定体重
10週 47-50㎜ 7-8g位
15週 103-104㎜ 70g前後
20週 146-150㎜ 200-270g位
23週 192㎜ 550g前後

(臨床人体発生学より)
 

妊娠中に注意した方が良いこと

これについては当院が監修している「レディースケア・ネット」に詳しく出ているのでご参考にして下さい。
 

こんな事があったらすぐ病院に連絡しましょう。

1.出血があった時。(茶色いおりものも同様です。)
2.お腹が張ったり、痛くなった時。
3.妊娠中期以降であれば、おりもの(水の様な時は特に注意)にも注意が必要になる時があります。
4.胎動が分かる時期だと、赤ちゃんが大あばれしているとき、逆に胎動を感じなくなった時。
5.その他心配や不安に思う事があった時など。
 

妊娠中のお薬

1.妊娠前にサプリメントを摂っている人は多いようです。妊娠中は注意が必要になります。
 妊娠中許可されているのは、葉酸単独を始め、極く限られたものしかありません。

2.妊娠と分かる前までの薬剤は大きい赤ちゃんに影響がないと考えられています。
 しかし、妊娠と分かった時点で医師と相談する事が必要です。

3.妊娠と分かった後の薬剤は医師と相談しましょう。
 薬剤には、それぞれ赤ちゃんに対する影響度が調べられています。
 アメリカ食品安全局(FDA)のカテゴリー分類というのが有名で、担当医が相談になってくれるでしょう。
 

その他

お産の準備・心構え・どんな状態で分娩が進むのか等については、担当の医師・スタッフから説明があるでしょう。 心配な事があったら、遠慮せず質問する事をおすすめします。
 


ピルについて

ピルには2種類あります。

(1)今、避妊に失敗したために、急いで避妊したい場合と、
(2)これから避妊をしたいため、定期的に使用する場合です。
 

(1)急いで避妊したい場合

■これを緊急避妊ピルといいます。(アフターピルともいいます)
■セックスをした後、72時間以内にホルモンの入った薬を飲むのがポイントです。
■有効率は97%という説がありますが、もっと低いという考えもあります。いずれにしても、この薬を内服しても生理が遅れた場合は病院に行くようにしましょう。
■この薬は72時間以内と言っても、早く飲むと、それだけ避妊効果が高くなると考えられています。このため必要な人はゆっくりせず早めに薬をもらうようにしましょう。
■副作用で吐き気が出ることもあります。胃腸の弱い人は、胃薬も一緒に処方してもらうと良いでしょう。
■薬は婦人科でもらう事が出来ます。
 

(2)定期的に薬を飲む場合

■低用量ピルが用いられるのが普通です。
■ピルは普通21日型と28日型があります。大抵は自分の好みで選択できます。
■喫煙していると狭心症や心筋梗塞を起こすことがあると考えられています。
ピルを服用する時は禁煙する事がすすめられてます。
■内服中に不正出血や、血栓症など思いがけない副作用が出る事があります。
予め医師やスタッフから説明をうけましょう。
■まれに肝臓の機能が悪くなる時があります。定期的な血液検査をすすめられる事があります。
■体重の増加や血圧の変化が出る事があり時にチェックをすすめられる時があります。
■内服中に吐き気などが出る時がありますが、心配な時は医師と相談しましょう。
大抵の場合は、続けているうちに慣れてきます。
■授乳中は内服出来ません。
■ピル内服中は定期的な乳がん検診を受けることをおすすめします。
乳腺症など、ピルを服用しない方が良い病気が見つかる時もあります。
■飲み忘れた際は医師と相談しましょう。大抵は1日飲み忘れたという人が多いようです。
1日だけなら気がついた時点で2日分飲み、後はいつもの通りにしましょう。
ピル内服時の注意も一緒に説明があるでしょう。
詳細については医師との相談が必要です。
 

サンデーピル

ピルを使用すると、だいたい決まった日に生理が来ます。
土・日に生理が来ないようにしたい人は、最初のピルを生理が来た週の最初の日曜日から始める方法があります。
これをサンデーピルといいます。

この際は最初の内服の時だけ、少しの期間避妊が必要な時期が来ます。医師から説明があるでしょう。


月経の時の不調

普通は何でもないのに、生理の前になると①体調をくずしたり、②仕事に集中出来なくなったり、③うつ気分になるという人がいます。
しかもその症状は、実際には、相当な数の人達が経験しています。

たいていは生理が来ると改善しますが、その時の不快感はとてもつらいものです。

その原因は、どうやら女性ホルモンの働きにあるようです。
排卵とともにそれまでのホルモンの環境が変わります。生理が近づくにつれて黄体ホルモンというホルモンが増えてきます。
このホルモンの増加のために(必ずしもこれだけではないとの考え方がありますが)、脳の中の環境が変わり気持ちの変化が出るというのです。

これに対処するためのいろいろな治療法があります。

1つは、排卵が起こった後のホルモン環境が問題である事から、排卵を一時的に止める治療を行う。つまりピルを用いるという方法です。
もう1つは症状が出てきた時、脳の中の環境を正常に戻すという方法です。これにはいろいろな種類の薬剤があります。

これらの治療は年齢、症状などにより、たくさんの治療法のうち最適なものが選択されるはずです。

なお、こうした症状が実際はホルモンが関係するものではなく、別の病気という時もあります。
ただ原因がどこにあるにせよ、悩みを続けている必要はありません。
早めに医師に相談し、早く良くなるようにしましょう。


更年期障害相談・治療

更年期障害は文字通り50才位に来る更年期前後に起こる症状です。

代表的な症状は

①身体の熱に対する感覚の異常
・上半身(胸から上など)が熱くなる … ホット・フラッシュといいます。
・汗がタラタラ流れる。
・人によっては却って手足が冷たくなる時もあります。

②痛み
・頭痛
・肩こり

③精神的な症状
・物忘れが多くなる。
・イライラ感・不安感・
・不眠、眠りが浅い、朝方目が覚める。
・うつに似た症状
・疲労感。

④その他ホルモンが関係すると考えられる症状
・皮膚のカサカサ感。
・夜間の頻尿
などがあげられます。
 

自己判断方法

自分で更年期がを判断する方法があります。
小山嵩夫先生の簡略更年期指数(SMI)が分かりやすいでしょう。

症状 なし 点数
1 顔がほてる 10 6 3 0  
2 汗をかきやすい 10 6 3 0  
3 腰や手足が冷えやすい 14 9 5 0  
4 息切れ、動悸がする 12 8 4 0  
5 寝つきが悪い、眠りが浅い 14 9 5 0  
6 怒りやすく、イライラする 12 8 4 0  
7 くよくよしたり、憂うつになる 7 5 3 0  
8 頭痛、めまい、吐き気がよくある 7 4 2 0  
9 疲れやすい 4 4 2 0  
10 肩こり、腰痛、手足の痛みがある 7 5 3 0  
合計点          

 

自己採点の評価方法

0点~25点 異常なし
26点~50点 食事や運動に注意しましょう。
51点~65点 更年期外来、閉経外来を受診し生活指導をうけたり、お薬を処方してもらった方が良いでしょう。
66点~80点 長期間の計画的な治療が必要です。
81点以上 各科の精密検査、長期間の計画的な対応がすすめられます。(生活指導やお薬など)

この診断法で薬物療法の必要なしと出ても、成人病などの予防を目的とした薬物療法などの必要性まで否定しているものではありません。(小山嵩夫:日本医師会雑誌 109 259 1993)
 

更年期障害の治療

1.更年期障害の治療を受ける前に
本当に更年期障害かどうかを判断する事が大切です。
例えば、似た症状の病気に、うつ症状、自律神経失調症、心身症などがあるからです。

それぞれの症状に合った治療を受けなければなりません。

そのためには、まず婦人科など専門医の診断をうける事が必要になります。

2.更年期障害の治療

a) 女性ホルモン剤を中心とした治療
・内服薬
・貼布剤
・ジェル剤 などがあります。

b) 漢方薬が効果を表わす時があります。

c) ビタミンCは卵巣の機能低下を予防する作用があります。

d) その他、スポーツ、友人との付き合いも効果を表わす事があります。

治療については医師と相談する事が原則です。

3.更年期障害の治療を受ける際に注意したい事

a) ホルモン剤を使用する場合、効果ばかり考えてはいけないときがあります。
ホルモン剤には副作用がある時もあるからです。
効果の他、副作用についても担当医と十分にお話をしておきましょう。

b) 時として30才前半の方、60代に入った方が「更年期障害かしら」と言って来院される時があります。
この年代の人は調べてみると、殆どが更年期障害ではありません。
症状に応じて適切なアドバイスが必要になります。

c) 但し、更年期障害の時は早くからの治療の方が効果が高いという調査があります。
どんな病気でも、やはり早期診断、早期治療が大切なようです。


ブライダルチェック

当院にて結婚を前にした方のブライダルチェックを行っております。
おすすめする検査の項目と、その検査の意味についてお話致しましょう。
検査は大きく2つに分けられます。
1つは医師がおすすめする検査、1つは御希望のある方だけ行う検査です。
来院時に、それぞれの検査項目に○印をつけていただきます。
 

医師がおすすめする検査

(1) 問診
月経不順や月経痛の有無あるいは不正出血の有無などをお聞きします。
月経不順があまり強いと、赤ちゃんが出来にくい事があります。
(2) 内診及び超音波検査
内診は、御希望がない時はしない時もあります。
超音波検査は、子宮や卵巣に異常がないかみます。
(3) 子宮癌検査
最近は若い方で、20代前半から前癌状態を考えられる異形成上皮や、初期の癌がみつかる事があります。
(4) クラミジア抗原検査
クラミジア感染は若い方の約10%位にみつかるという研究もあります。この病気にかかると不妊症や流産の原因になる事もあると言われております。予め検査をうけておいた方が宜しいでしょう。
(5) 風疹検査
妊娠の初期に風疹にかかると約40%の確率で赤ちゃんに奇形が出来ると言われております。
風疹に対する抗体をもっていると(抵抗力があると)妊娠中新たに風疹にかかる事はありません。
 

御本人に希望があれば行う検査

(1) 貧血検査
(2) 血液梅毒検査
(3) B型肝炎の検査
  ※(2)と(3)は妊娠された時、母子手帳についている無料券で検査することが出来ます。
(4) クラミジア抗体検査
現在クラミジア感染があるかではなく、主に昔クラミジアにかかった事があるかどうかをみるものです。
(5) エイズ検査(HIV1.2)
(6) C型肝炎検査(HCV)
  ※(5)と(6)は妊娠中検査をすすめられます。
(7) ATL検査(成人T細胞白血病検査)
  ※(7)もともと南九州に多いとされていた病気ですが、最近首都圏を中心にかなり流行しております。
    母乳を通して感染するため、(+)の時は母乳をあげないよう指導をうけることがあります。
(8) その他、肝機能検査、血糖検査など。
 

当院のブライダルチェックリスト

ご希望の項目をチェックします。費用は受付でご確認ください。
結婚を前にしていろいろな病気にかかっていないかを調べる事をブライダルチェックといいます。
当院では主に次の項目のチェックをおすすめしています。
◆印は特におすすめしている検査です。
 

■ 診察
  1.内診(希望されない方はお申し出下さい)
◆2.超音波検査
  子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣の大きさ等をチェックします。
 

■ 診察した上で行う検査
◆1.子宮がん検査
  2.カンジダ検査(主に今まで感染した事のある方)
  3.性病検査
◆a.クラミジア検査
  b.淋病検査(希望のある方のみ)
 

■ 血液検査
  1.血液型(ABO型 RH型)
  2.貧血検査
  3.肝機能検査
◆4.風疹抗体検査
◆5.トキソプラズマ抗体検査
◆6.B型肝炎ウイルス検査
◆7.C型肝炎ウイルス検査
    ※まだ1度も検査をうけていない方は補助があり無料の時があります。
  8.ATL抗体検査(特殊な白血病ウイルス検査です)
◆9.エイズ検査
  10.梅毒検査
  11.サイトメガロウイルス検査
  12.麻疹抗体検査